がん患者会主催 公開講座開催 12月1日
京都法輪寺で「がん医療を考える会」(NPO)主催による公開講座が12月1日に開かれました。
今回は、膵臓がんに主題を置いた講座で、患者さんの体験談(手術や投薬、抗がん剤服用や投与による身体の変化など)や、さらにこの分野でのお医者さん京大医学部の高折恭一教授や府立医大の古蔵聡教授が講師でお話になりました。
患者さんや家族さん総勢五十余名の参加でしたが、お寺で講座をするというのは、ある意味、講師の先生も聴衆のみなさんも新鮮だったようです。普通は公共の会館や病院のホールや教室での開催だそうですが、お寺の庭を眺め(12月でも充分に紅葉が綺麗でした)仏と対することによって、私たちが本來持ち備えている宗教心に心の琴線が触れるからではないでしょうか。これは普段寺に住まう私たち住職が想像以上に一般の人々にお寺というところが魅力のあるところだと思います。
あらためてお寺の果たすべき役割について、可能性について思った次第です。
報告者 佐野泰典(法輪寺)