ホームヘルパー二級講座 受講レポート(第六~八講)
浄明院副住職 安達円信
8月23日 第六講<身体の清潔>
寝たきりの介護利用者の全身をきれいにすること(全身清拭)と、容易には入浴 できない介護利用者の入浴替わり(足浴)の演習を体験
8月26日 第七講<食事の介護・口腔ケア>
食事の介護体験の前に、手・腕にマヒや不自由があるとどれだけ食べづらいかを 体験 食事の介護体験
8月30日 第八講<レクリエーション体験学習>
レクリエーションは遊び感覚で楽しみながらの体験 しかしながら実際に行う際には、介護側は技術と経験と怪我・転倒防止の注意力 が必要
◎講義・演習の感想
これまでにもお年寄りの方に対面する機会はありましたが、寝たきりや肢体に不自由が生じている方に対面する機会はきわめて少なく、年齢を重ねて身体機能が衰える と、どれだけ日常生活が送りづらくなるかを実際には理解していなかったことをこの 度の講義・体験において痛感いたしました。体験学習では、当り前ではありますが、 健常な受講者が「介護する側」「介護される側」どちらも体験することになるのです
が、「介護する側」も体験以上に「介護される側」を体験することに大きな意義があ るように思います。 私たちが普段の生活で何気なくしている動作も、ほんの少しの障害で大変な不自由 を要するのだと実感することで、改めて生きていること、健康であることに感謝せず にはいられません。